ドンキホーテを牽引する大原孝治氏のプロフィール

ドンキホーテホールディングスを牽引する大原孝治氏のプロフィールは、日本を代表する企業の代表取締役社長という華々しいものですが、現場を重視して消費者視点を維持するという考えは以前から変わっていません。その理由として、現場で働いた経験から、店舗の現場にしかわからない事があることを、十分に理解していることが挙げられます。

本社が定める戦略は多角的なアプローチから定められますが、それが現場からの声によって改善されたことは何度もあります。実際、本社が魅力的だと感じた立地に店舗を出店したものの、現場からの声で閉店を決断したこともあります。売り上げが見込めるかどうかは、事前にデータで徹底的にリサーチしていますが、それでも人の流れというのは流動的なものです。日本国内だけでなく海外からの観光客の多さや情勢など様々なものによって左右されるので、計画していたものと違った結果が出ることは少なくありません。そんな時に、より売り上げをアップさせるための対策を考えたり、そもそも店舗を存続するかどうかという重要な決断をすることがありますが、その判断に役立つのは現場の声だということがあります。実際に働いている従業員が肌で感じる消費者の動向を知ることによって、迅速かつ正しい決断を下すのです。そこで、ドンキホーテでは普段からそれぞれの店舗の責任者である店長と意思疎通を交わすための会議を行い、改善すべき点や気になることを代表取締役である大原孝治氏に直に言える機会を設けています。